円すいころ軸受とスラスト自動調心ころ軸受の違い

導入。

どちらのタイプのベアリングもローラーで回転しますが、それでも違いがあります。

1、円すいころ軸受分離形軸受に属し、軸受の内輪・外輪ともにテーパ軌道を持っています。この形式の軸受は、ころの配列数により単列円すいころ軸受、複列円すいころ軸受、四列円すいころ軸受などの構造形式に分けられます。単列円すいころ軸受は、ラジアル荷重と一方向のアキシアル荷重に耐えることができます。軸受がラジアル荷重を受けるとアキシアル分力が発生し、それを釣り合わせるために逆方向のアキシアル分力に耐えられる別の軸受が必要になります。単列円すいころ軸受のアキシアル荷重に耐える能力は、次の条件によって決まります。接触角、つまり外輪軌道面の角度です。角度が大きいほど、アキシアル荷重容量は大きくなります。最もよく使用される円すいころ軸受は次のとおりです。単列円すいころ軸受。自動車の前輪ハブには、小型の複列円すいころ軸受が使用されています。四列円すいころ軸受大型の冷間圧延機や熱間圧延機などの重機で使用されます。

2、スラスト自動調心ころ軸受アキシアル荷重とラジアル荷重の合成荷重に耐えるために使用されますが、ラジアル荷重はアキシアル荷重の55%を超えてはなりません。他のスラストころ軸受に比べて摩擦係数が低く、回転速度が速く、芯出し性能が高い軸受です。

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投稿時間: 2023 年 4 月 6 日